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クラッチの話・・・完結編 か?:THE SIMPLE Blog:SSブログ
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クラッチの話・・・完結編 か? [SRX]

ニュートラルに入りにくいSRXの記事を、これまで何度も載せてきましたが、
やっと納得のいく解決方法を見つけたので紹介したいと思います。
ですが、真似してトラブルを起こしても一切の保証はしませんからね(^^)

SRXの中で、特に3SX(600セル)のクラッチの切れが悪いというのはSRX乗りの常識ですよね。
私のSRXも同じ症状が出ていました。
根本的な理由も分からずに、これまでいろんな対策をしてきましたが、
これだという解決策が見つけ出せずにいました。

そもそもなぜ切れないのか。
そのヒントを与えてくれたのは、ある雑誌の記事でした。
「クラッチはオイルが多いと切れなくなり、少ないと滑る」でした。

歴代のSRXの中で、3SXはレースの使用を考慮して、ミッションの焼き付き防止のため、
直接オイルを流すようにオイルラインが増設されています。
ここからは私の想像ですが、増設すれば油圧が下がるため何らかの方法を用いて
油圧を上げていると考えられます。
検査する道具がないので不確かですが、アイドリングの状態でオイルタンクの
ブリーザーホースを外して指を当てて離すと、「プシュー」と圧が抜ける音がしますが、
400だとその音がしません。
そのことでも、3SXの方が圧が高いと想像がつきます。
その圧が他のSRXよりも高すぎるため必要以上のオイルがクラッチに流れ切れないのではと。

その仮説を立証するためにテストをしました。
オイルの流量を減らすためクラッチのプッシュロッドに直径1.5ミリの針金を半分ほど巻きつけました。
また、クラッチボスに開いているオイルを飛散させるための穴も
3つあるうちの2つをエポキシパデでそれぞれ5箇所埋めました。
この状態で先日のman3を走りましたが、結果はすこぶる良好。
考え方は間違っていなかったということです。

普通はこれでOKだと考えるんですが、これじゃダメなんですね。
プッシュロッドの入っているアクスルシャフトには、
ミッションや他の部品を潤滑するための穴が開いているため、
ここで圧を抑えてしまうとそこにオイルが回らず破損させることにもなりかねません。

そして、最終案がこちらです。
クラッチのプッシュロッドの一部を旋盤で削ってそこにアルミで作ったカラーを入れ
この部分でオイルを抑制します。
カラーの後端部にネジが切ってあり、ねじ込んでエポキシで接着したので外れることはまずないと思います。
早速本日テストしましたが、針金を巻いた時より更に入りやすくなりました。
これでクラッチが滑らなければ本当の意味で解決となるのですが、
適当に流量を決めたので、多分滑るでしょう。
これだけはトライ・アンド・エラーで選定するしかありませんね
結果が出るのはもう少し先です。

両端の外径が12㍉、8㍉のシャフトに1.5㍉の針金を巻くと11㍉になります。
20131002.2.jpg

これが効果があるのかは分かりませんが、今回はこのまま組みました。
20130925.0.jpg

20131009.5.jpg

旋盤で削れる程度の硬さなので、結果が良ければ鉄で全部作った方が良いかもしれませんね。
20131009.6.jpg
コメント(2) 
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コメント 2

仙人

なかなか鋭い観察力と、実行力に感服。
が・・3VNでも切れない病気が出るんです。
私の場合は、ブーツの革がやぶれますた。(笑

もう少し、研究結果報告を待ちます。 m( _ _ )m

キックでなった奴が居ないのが不思議なんですよねー。
by 仙人 (2013-10-11 08:37) 

simple

仙人殿 
私の場合、エンジン周りのカスタムパーツを出来るだけ外してノーマルに近い状態でテストしました。
そうしないと、原因を特定するのが難しいですからね。
あとはクラッチが滑らないことを祈るだけです(^_^;)
by simple (2013-10-11 19:57) 

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